しんちゃんのオランダ&ベルギーツアーガイドブログ

オランダ、ベルギーで個人ツアーガイドをしているしんちゃんです。僕の日常や観光情報などを毎日こちらのブログにて綴っております。個人ツアーの詳細はハッピーツアー オランダ&ベルギーでご検索ください。みなさん、楽しい素敵な旅行を楽しみましょう!

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アウシュビッツ2号ビルケナウ収容所

こんにちは、しんちゃんです。前回に続いてアウシュビッツ強制収容所のお話をー!

アウシュビッツ2号ビルケナウ収容所

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前回ブログに書いた内容はアウシュビッツ本収容所の様子ですが、今回はそれより広く、収容されていた人数も多いアウシュビッツ・ビルケナウ収容所の様子を写真とともにお話していきます。

shinchan-netherlands-belgium.hatenablog.com

アウシュビッツ・ビルケナウ収容所は9万人前後を収容していた時期もある最大の収容施設で、1941年に本収容所のあるオシフェンチム市の隣のブジェジンカ村に作られた強制収容所。総面積は1.75平方キロメートルと、なんと東京ドーム37個分にも相当するのだそう。

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広大な土地の様子が分かる写真

収容施設は300ほどあり、その一つ一つには数多くのユダヤ人たちが収容されていた。そのうちの一つの内部を見学することができたが、内部は暗く、夏場は害虫でいっぱい、冬は凍えるような寒さになるとのこと。

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レンガ作りのバラック

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寝室の様子:この中に大量のユダヤ人が詰め込められ、眠った。食事は腐った野菜やわずかなパン、まずいコーヒーなどが与えられ、彼らは常に空腹であったという。

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正面から見た様子

アウシュビッツのガイドツアーに参加して最も上手く撮れた写真は以下。ビルケナウ強制収容所の内部まで続いている線路で、この収容所が終点となる。恐ろしい線路が非常に美しく撮影できた。。。

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このような車両に大量のユダヤ人達が乗っていて、この終点の地で降ろされた。ユダヤ人達はすぐに「働ける者」「働けない者」に分類され、働けないと判断された人々はそのままガス室に送られたという。この終点からガス室までは歩いても数百メートルであった。

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「働ける者」「働けない者」が分けられる

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終点のビルケナウ収容所に到着したユダヤ人

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ガス室跡地:この強制収容所には6つのガス室があり、ドイツの敗戦が決まった際に全てダイナマイトで爆破させてしまったとのこと。証拠隠滅をはかる狙いがあった。

前回、今回とアウシュビッツ強制収容所のツアーに参加した様子をブログに書いてきた。目の前に広がる人種差別と虐殺の痕に目を背けたくなる瞬間は多々あったけど、これを目の当たりにし、肌で実感できたことこそが僕の人生の財産になったと思う。ここで学んだことを、僕のツアーに参加してくれるお客様や、また家族や友人にも伝えていきたい。

そして何より、ここで起きたことを歴史として伝えるだけではなく、現在の身の回りで起きていることとどう関連づけられるのか、これを伝えることが最も重要なことであると実感した。

クラクフ・ゲットー

アムステルダムのワーテルロー広場周辺や、ベルギー、アントワープのダイヤモンド地区などと同じように、このクラクフという街にもカジミェシュというユダヤ人居住地区がある。このユダヤ人居住地区「カジミェシュ」の一部「ポドゥグージェ」は、第二次世界大戦中にクラクフ・ゲットーと呼ばれ、1941年には外界との接触を断つ大きな壁が周囲に建設された。ゲットーとなる前には3000人ほどしか住んでいなかったエリアに、約15000人のユダヤ人たちが押し込められたそうだ。

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このような壁が作られた。

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ゲットーから輸送される人々

このゲットーといえばスティーブン・スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」という映画の舞台となっていることで非常に有名である(昨年12月から再上映されてる?)。映画の主人公であるオスカー・シンドラーは実在した人物で、第二次世界大戦中にナチス党員であったにも関わらず、約1200人ものユダヤ人を救ったとされている。

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オスカー・シンドラー(右)とユダヤ系の会計士イツァーク・シュテルン(左)

なるべく多くのユダヤ人達を、自身の経営する工場で働かせ、かくまった。そんなシンドラーの工場が、このクラクフのカジミェシュ地区にある。

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シンドラーの工場(現在は博物館となっている。)

現在は博物館になっているので、実際の工場の様子などは見られないけど、シンドラーに関する話や、当時この工場で働き生き残ったユダヤ人達のシンドラーに対する想いなどを聞くことができる場所。

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アルミの資材を製造する工場

映画の中でシンドラーは以下のように言った。

なぜ僕は、この車を売ってお金にしなかったのだろう。そのお金で、10人の人々を救うことができただろう。なぜ僕は、この金でできたピンを売らなかったのだろう。もう2人 、救うことができただろうに。「シンドラーのリスト」よりしんちゃん翻訳

最後に

今回の旅のテーマはアウシュビッツ強制収容所、およびそれにまつわる周辺の見学で、このような「テーマを持った旅行」を今後も繰り返し行っていきたいと思う。旅行すると視野が拡がり、今まで知ることのなかった新たな発見がある。物知りになればいいってもんでもないけど、でも「知らないことを知りたい」という追求をやめてはいけない。

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ではでは皆さま、引き続き宜しくお願い致します!Be Happy with Happy ! ハッピーツアー オランダ&ベルギーの手がけるプライベートツアーは以下からご覧ください。

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