イギリス旅行紀②(雨の中の作り笑顔)
到着した途端に大雨・強風で、実質滞在時間は10分程度になってしまった、ここがストーン・ヘンジ。世界文化遺産として1986年に登録された、なんとも神秘的な巨石群である。考古学者はこの巨石が紀元前2500年〜2000年の間に立てられたと考えていて、それを囲む土塁はなんと紀元前3100年頃まで遡るという。
ただの石と言えばただの石なのかもしれないが、紀元前3000年も前の石がここにあることも不思議で、この石を見ている自分は2020年を生きているというのも不思議な感覚である。
実際調べてみると、夏至の際にはヒールストーンという光景をみることができるそうだ。これはストーンヘンジ中央の祭壇にまっすぐに朝日が差し込む現象であることから、作った人は天文学などの高い知識があったのではないかと考えられている。当時としては高度な技術が使われており、倒れないよう安定させるため石と石の間には凹凸も見られる。ただの石ではない。
しかもこの巨石、200km以上も離れた場所から運ばれてきたというのが有力な説となっていて、運んだ方法は不明。UFOとの関連説もあるのだとか。色々話を聞いたり、調べたりしてみたが、不明なことが多いようだ。
この日は現地の車&ガイドサービスを利用し、ロンドンからストーンヘンジとコッツウォルズ地方の日帰り観光をした。コッツウォルズ地方ではレイコック(Lacock)、カッスル・クーム(Castle Combe)、バース(Bath)の3箇所を車で周遊し、雨などもありバースは車でドライブ観光、カッスルクーム はアフタヌーン・ティーのみとなってしまったが、どの村も「美しい」の一言。中世の街並みが残る歴史ある村でした。
なんといってもオススメはカッスル・クーム で立ち寄ったマナーハウス。マナーハウスとは中世のイギリスで領主達が建てた豪華な館という意味なのだが、The Manor House(ザ・マナーハウス)という場所は現在、ミシュラン付きのレストランホテル。ゴルフ場の近辺にあることからゴルフ好きの人々には人気の場所であるようだが、ここでのアフタヌーン・ティーは、味、雰囲気共に最高の気分を味わうことができる。
「スコーンってこんなに美味しかった?」ってくらい美味しいスコーンを食べることができた。そもそもスコーンなんてしばらく食べてないし「パサパサしたパン」くらいにしか思っていなかったが、実際食べてみたら衝撃を受けるほどの美味しさであった。甘すぎず、固すぎず、柔らかすぎず、紅茶にはぴったりのオヤツ。それに加えて「スコーン用のバター」みたいなのがあり(名前は忘れた、スコーン食べてる人には常識かもしれない)、これも美味しかったなあ。
ところでこの日に出会ったイギリスの日本人ドライバーさんが僕のお気に入りのジャケットBarbourを着ていた(イギリスの老舗ブランド)。
しんちゃん:「〇〇さん!そのジャケット!Barbourですね、僕も今、着てますよ(目の輝きMAX)。」
ドライバーさん:「西尾さん、見てすぐに分かりましたよ、やっぱ良いですよね(目の輝きMAX)。」
マニアックな話だがこの話題を共有できる人がいたことがすごく嬉しく、それと同時に、この会話をしている時点で「カッコいいイギリス人にはなりきれないな。」という自虐的な気持ちにも、なった。
次回に続く...
ではでは皆さま、引き続き宜しくお願い致します!Be Happy with Happy ! ハッピーツアー オランダ&ベルギーの手がけるプライベートツアーは以下からご覧ください。